中古のBOSEのAW-1(AW-1D)を高音質化する3つのポイント

BOSEのAW-1を高音質化する5つのポイント

やっとの思いで手に入れたあのBOSEの名機、AW-1。

はじめてAW-1の奏でる音を聞いた人は、このコンパクトなサイズから奏でられる重低音に圧倒されたのではないかと思います。

ただ、そんなBOSEのAW-1にもかかわらず、製造されてから20年近くも経過していることや、機器の設置の仕方が適当だったり、またはピンプラグ入力(アナログ)に低音質なソースを入力してしまったりなどの要因で、本来より劣化した音質で再生されている可能性があります。

そこで今回は、BOSEのAW-1(AW-1D)の本来の性能を引き出し、今よりも更に高音質化する方法について3つの視点に分けてお話していきます。

【ポイントその1】劣化した部品をレストアする

まずはじめにお話したいことは、AW-1が1980年代に製造されてから既に20年以上が経過しているため、AW-1内部の機能電子部品が劣化してしまっているということです。

特に、コンデンサー(下にある基盤にたくさんある円筒形でフィルムに覆われている部品)は通電せずに放置している時間が長いと容量が抜けて来て、それを使っている場所によって高音がや低音が抜けて来たりします。

オーディオに搭載されているコンデンサーは劣化する

さらに、電源部に使われているコンデンサーが弱ってくると、電源周波数に準じた低い「ブーン」という雑音が増えてきます。

また、それとは逆に半導体素子(トランジスタなど)の場合は、通電すればするほどノイズが増加してきますので、結局のところどのような使い方をしていたとしても、製造されてから時間が経過するにつれて、最初の頃より音が悪くなっていることは仕方のないことです。

一般的には、製造後5~10年目ぐらいからそれらの音質の劣化が徐々に始まり、15年以上経ってくると素人でも明確に音質の差が聞き分けられるようなレベルになってくるようです。

歴史的名機と呼ばれたBOSEのAW-1も、製造後20年も経ってしまった今では、このような機能電子部品の劣化には逆らえないため音質が劣化し、ノイズが気になるような状態になってしまっています。

ですから、AW-1本来の音質を楽しむためには、劣化した部品を交換するといったレストアが必要になります。

レストアを業者に依頼したときの相場は約12000円前後で、納期は4日~2週間といった感じ。

私が実際にAW-1をレストアをした時の詳細は、こちらの記事にまとめてあるので参考にしてみてください。

>>BOSEのAW-1(AW-1D)修理委託先による違いを聞き比べ

【ポイントその2】外付けDACで地デジも高音質化

BOSEのAW-1の入力は、アナログのピンプラグだけしかなく、音声光ケーブルなどを接続することができません。

例えば、テレビの地デジの音声をAW-1で出力したいと考えた場合、テレビに内臓されている性能の悪いDAC(デジタル信号をアナログ信号に変換する装置)を使ってD/A変換された質の悪いソースを再生しなければならなくなります。

ちなみに、テレビの内部は狭い空間に基盤が詰め込まれた状態なので、当然ノイズもたくさん発生しています。

そのようなところでアナログ変換されたソースには、それら電子回路から発せられたノイズもたくさん載ってしまっています・・・。

いくら名機と呼ばれたAW-1を使ったとしても、AW-1はソースを増幅して再生するものなので、そもそものソースの質が悪ければそれ以上良い音質で再生されることはなく、それらのノイズも一緒に増幅再生されてしまいます。

では一体どうすればいいのか?

今回紹介するのは、後付けで光ケーブルのデジタル信号をアナログ信号に変換する機器です。

Orange Line 音声 デジタル→アナログ変換器 入力:光&同軸 出力:コンポジット(RCA)&ステレオミニジャック

ノイズの多い、かつコストダウンの影響をふんだんに受けたテレビ内臓のDACで音声をD/A変換するのではなく、このようなアナログノイズを通さない光ケーブル(デジタル)で外付けしたD/A変換機でソースをピンプラグのアナログに変換してあげることで、ノイズによる音質の劣化を防ぐことができます。

アマゾンなどのネットショップで、「光ケーブル ピンプラグ 変換」と検索すればいくつかの商品がヒットしますが、比較的値段の安いものでもテレビ内臓のDACより断然高音質なD/A変換してくれますのでお試しあれ。

【ポイントその3】設置環境を整える

最後にお話していきたいことは、AW-1の設置環境を整えるということです。

AW-1に限ったことではないのですが、オーディオ機器はそれをどのように設置するかということが音の聞こえ方に大きな影響を与えると言われています。

ただ、AW-1の設置の方法をネットで検索してみても、「床から30cmぐらい話しておいたほうが低音のなりが良くなる・・・。」程度のことしか書かれていないのではないでしょうか?

そこで今回紹介したいのが、PRO CABLE(プロケーブル)という大阪にあるオーディオ屋さんが提案するスピーカーの配置の仕方です。

プロケーブルさんのスピーカーの置き方

あらゆるオーディオ機材+音源+電源+ケーブル=2割から2割5分

音響=7割5分から8割

です。

つまり、いくら自宅のオーディオが良い音であると言い張っていても、音響の欠けている場所では、それは通用しません。残りの7割5分から8割を、これにて、一気に部屋にひきづり込んでください。

出典)– スピーカースタンド (音響の最終回答) -|PRO CABLE

このプロケーブルさんで紹介されているスピーカーの設置法は、これまでの空間音響の基本とは全く異なるものなのですが、その音響効果は目を見張るものがあります。

興味のある方は、プロケーブルさんのサイトで紹介されているこちらの記事をご覧ください。

>>– 音響の最終回答!(スピーカースタンドの最終回答) -|PRO CABLE

この記事の中にある理論が理解できれば、それを応用してこのBOSEのAW-1でもびっくりするほどの音響改善を図ることができます。

ちなみに、我が家のAW-1の設置イメージはこんな感じ。

BOSEのAW-1を高音質化する5つのポイント

ホームセンターに売られている建材用の部材を使った簡易スタンドですが、驚くほどの音響改善効果がありました。

ちなみに位置出しは、レーザーポインタを使って行いました。

レーザーポインタで位置出し

「位置出しって何のこと?」と思った人は、まずは先ほど紹介したプロケーブルさんの記事を呼んでその内容を理解していただければと思います。

この音響技術はなにもAW-1に限ったことではなく、この先グレードアップしたオーディオ機器のセッティングしていく上で非常に役立つものになるはずですので、この機会に是非一度試してみてくださいね。

最後に一言

今回は、中古のBOSEのAW-1(AW-1D)を高音質化する3つのポイントについてお話しました。

この3つのポイントを実施すれば、驚くほどにあなたのAW-1の高音質化を図ることができます。

少し手間と費用のかかる内容ではありますが、それ以上の効果が期待できるものばかりですので、参考にしてみてください。

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