以前DIYでウッドデッキ(費用5万円、12㎡)を作ったのですが、夏場は日差しがきついのでオーニングがほしいと思い始めました。
どうせ取り付けるならつっぱり式の簡易オーニングじゃなくて、ウッドデッキ全体の日よけ、雨よけができるぐらいの大きくて本格的な壁付けのオーニングテントがいいですよね。
業者に依頼して取り付けてもらおうと色んな所に見積もりをしてもらったのですが、ちゃんとしたものだとオーニング本体が10~20万円、工賃で5~6万円というのが相場でした。
いろいろ考えながら数週間が経った頃、ヤフオクで本格的なオーニング(幅4m×張出2.5m)が、格安の約2万円で売られているのを見つけました。
我が家の家計に余裕はないため、格安オーニングを取り寄せ、自分で取り付けることにしました。
実際に取り付けてみた結果、ウッドデッキが日陰になり夏場でも過ごしやすく、また梅雨の時期でもウッドデッキを使えるようになりとても満足しています。
今回は、そんなウッドデッキのオーニングテントをDIY取り付けする具体的な方法について、写真付きで詳しくお話していきます。
オーニングテントを取り付けるために必要なもの
まずはじめに、オーニングテントをDIY取り付けするために必要な物についてお話していきます。
オーニングテント
今回購入したのは、ヤフオクで約2万円(送料約5000円)で売られていた幅4m×張出2.5mの本格的なオーニングテントです。
出典)限定特価★オーニングテント 幅4m×張出2.5m グリーン 黒フレーム 折り畳み 伸縮 巻き上げ式 雨よけ 日よけテント |ヤフオク
今回購入したオーニングは幅が4mもあるのですが、ほぼほぼ組み立てられた状態で梱包されて自宅に届きます。
実物をはじめて見た瞬間、これがなかなかの大きさ&重さなので、本当に自分で取り付けることができるのか心配になってしまいました(汗)
このオーニングは、このような取付金具(3個)を壁に固定し、そこにオーニングテントの骨組み部をセットして固定するような形になっています。
取り付け部の構造はとても簡単なものなので、固定金具を強度のあるところに取り付けられるかどうかがポイントになりそうです。
コーチスクリュー(6本)
今回購入したオーニングには、コンクリートの壁に取り付けるためのアンカーボルトが付属していました。
ですが、我が家は木造なので、オーニングの固定金具を固定するためにステンレス製のコーチスクリュー(約250円/本)を購入して使いました。
インパクトドライバー
オーニングテントの金具を取り付けるためには、壁に穴(8mmのドリル)を開けたり、コーチスクリュー(6角、17mm)をしっかりと締め付けたりする必要があります。
今回、私はたまたまそれらの工具を持っていたので良かったのですが、もし工具を持っていないのであれば、インパクトドライバーはホームセンターでレンタル(2泊3日で約300円)することができます。
ただし、ドリルの刃(数百円)やインパクト用の六角ソケット(数百円)などは自費で購入しなければならないと思いますので、その辺りは少し出費になるかもしれませんね。
メガネレンチ(14mm)
壁に固定した固定金具に、オーニングテントの本体を固定する際に、14mmのメガネレンチを使用します。
モンキーレンチなどでもOKですので準備しておきましょう。
脚立
オーニングテントは壁の高いところに取り付ける事になります。
大きめの脚立が必要になりますので、ホームセンターでレンタルするとか、誰かに借りるとかして準備しておいてください。
※これから紹介するオーニングの取り付け方はあくまで参考程度に考えていただき、オーニングをDIY取り付けされる場合は、付属の取扱説明書に記載の内容をご確認ください。
オーニングの具体的な取り付け方法
ここからは、オーニングの具体的な取り付け方についてお話していきます。
固定金具を壁に取り付ける
まずはじめに、固定金具を壁に取り付けるための穴を開けていきます。
このオーニングテントは固定金具3つで本体を固定(両端、中央)する構造になっていて、固定金具はこのような感じで比較的どの位置でも取り付け固定することができます。
その事を理解した上で、壁の裏に柱があるところを壁を叩いてみたり実際にドリルで穴を開けてみたりしながら探していきます。
しっかりとした柱がある場所に穴を開けることができたら、固定金具をコーチスクリューで固定していきましょう。
こんな感じで、オーニングテントの固定金具を壁に3箇所取り付けていきます。
この固定金具がちゃんと強度のある箇所に取り付けられるかどうかが、オーニングテントの強度に直結しますので、妥協せずに、しっかりとした強度のある場所に固定金具を取り付けてください。
本体を固定金具に取り付ける
次に、オーニングテント本体を固定金具に取り付けていきます。
ここで難しかったのは、結構な長さと重量のあるオーニングテントをどうやって固定金具のところまで持ち上げるかということ。
色々試行錯誤した結果、2Fのベランダから紐で本体を持ち上げ固定しておき、その状態でオーニングテントを固定金具に取り付けていくという手順となりました。
オーニングテント本体の固定は、本体を固定金具にはめ込み、それが脱落しないようにボルトをしっかりと締め付けておくだけ。
脚立が2本あって、作業する人も2人いるのであれば、普通に取り付けできると思いますが、一人で取り付けの場合は、オーニングテントを所定の場所まで持ち上げるために何らかの工夫が必要だと思います。
お疲れ様でした。
これでオーニングテントの取り付けは完了です。
オーニングテントDIY取り付けのメリット
まずはじめに、オーニングテントDIY取り付けのメリットについてお話してきます。
とにかく値段が安い
何と言っても一番のメリットは2万円台という価格で本角的なオーニングテントを手に入れることができたということです。
普通、業者に依頼してこのサイズのオーニングテントを購入&取り付けしてもらった場合、20~30万円以上はしてしまう事になるでしょう。
取り付けに多少苦労はしましたが、少ない出費で本格的なオーニングテントを格安で手に入れることができ、家族も大満足です。
見た目がおしゃれ
オーニングテントを実際に取り付けた直後に感じたことは、見た目がおしゃれになったなぁということでした。
ウッドデッキだけでもなかなかいい感じだったのですが、そこにオーニングテントが加わると、ちょっとしたオープンカフェみたいな感じに・・・。
オーニングがあれば、夜もオシャレなビアガーデン風でいい感じです。
ウッドデッキの日よけ雨よけができる
今回大きなタイプのオーニング(幅4m×張出2.5m)を選んだ理由は、以前自作したウッドデッキの日よけがほしかったからです。
オーニングテントを設置してから、ウッドデッキが日陰になり夏にウッドデッキに長時間いるとき(バーベキュー、ビニールプールなど)もかなり涼しく過ごせるようになりました。
また、春から秋にかけては、ウッドデッキの上でキャンプごっこをやったりするのですが、オーニングがあれば少々雨が降ってもウッドデッキの上には水が落ちません。
防水が弱いサンシェード程度でも、天気をそれほど気にせず、安心してキャンプごっこをエンジョイすることができるようになります。
台風の時など簡単にたためる
以前は日よけを作るために、ビニールシートを紐で固定したり、ワンタッチ式のタープテントをウッドデッキの上に設置したりしていました。
もちろんこれでも充分日よけ、雨よけはできていたのですが、一度風が強くなったりした時に片付けるのが超大変・・・。
でも、今回設置したオーニングテントなら、急に風が強くなってきてもクルクルっと手回し棒を回すだけで帆をたたんで片付けることができていい感じです。
オーニングテントDIY取り付けのデメリット
ここからは、オーニングテントDIY取り付けのデメリットについてお話していきます。
取り付けが大変
今回のオーニングテントの一番のデメリットは、何と言っても取り付けの大変さでしょう。
ドリルで壁に穴を開けたり、長くて重たいオーニングテントを持ち上げて固定したり・・・
実質的な作業時間は2時間ほどでしたが、頭をフル回転させて、力を振り絞って作業しないと安全に取り付け出来ないという点がデメリットだと思います。
テントをしまう時に力がいる
今回取り付けたオーニングテントは、手動(手回し棒)でテントを出し入れするタイプです。
手動式オーニングのデメリットは、テントを出す時は手回し棒が軽く回ってくれるのですが、テントをしまう時、手回し棒を回すために結構な力が必要です。
頻繁にオーニングテントを出し入れするような使い方をするのであれば、電動タイプの方がいいかもしれません。(予算に余裕があればの話ですが・・・。)
雨が中に入ってくる・・・
オーニングのシートそのものは耐水性があるため、雨が降っても雨水がシートから垂れてくることはありません。
ですが、オーニングテントと壁の間には2~3cmほどの隙間が出来てしまうため、そこからピチャピチャッと雨水が入ってきてしまいます。
雨の日もウッドデッキを使いたい場合は、ホームセンターなどで購入できる「雨抑え」という建築資材(1枚700円程度×3枚)を取り付けましょう。
このようにすれば、オーニングと壁の隙間から侵入する雨水を防ぐことができるため、オーニングを開いておけば、雨の日でもウッドデッキを使うことができるようになります。
最後に一言
今回は、【予算2.5万円】ウッドデッキにオーニングテントをDIY取付する方法についてお話しました。
念願のオーニングテントを格安で手に入れることができて、大満足です。
ただ、安いだけあって自分で改良を加えたり、定期的にメンテナンスする必要はあったりしますので、DIYに自信のある人向けの商品だと思いました。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
それでは!