ヤフオクで出品していた大型の液晶テレビが落札されたので、早速それを発送しようと思ってネットで検索したところ、らくらく家財宅急便などの引越しプランで梱包から配送まで一括お任せできる”高額”なサービスが見つかりました。
もちろん、そのようなサービスを利用してテレビを発送してもよかったのですが、なるべく送料を安く済ませるため、いろんな方法を調査検討することに・・・。
その結果、私の場合、クロネコヤマトのヤマト便というサービスを使って、送料約1600円(三重⇒和歌山)+梱包費用1000円という格安で42インチの液晶テレビを発送する事ができました。
そこで、今回はなるべく送料を安く抑えた大型液晶テレビの梱包&配送方法についてお話していきます。
大型液晶テレビを梱包する前にやるべきこと
では早速、大型テレビを梱包する方法をお話して・・・といきたいところですが、その前にやっておいてほしいことが2つあります。
- これからあなたが利用しようとしている運送会社が液晶テレビを運ぶことができるか?
- どのような形で大型の液晶テレビを配送したいか(どのような梱包方法が良い)か?
という点です。
なぜそのようなことをするのかというと、せっかく梱包したとしても「これじゃあ、~の理由でうちで運べないですよ・・・」と言われる場合があるからです。
特に40型以上の大型液晶テレビの場合、宅急便会社によっては若干費用がかかる引越し用の宅急便扱いになってしまったりする場合があります。
この判断は、宅急便会社によって、または営業所の窓口によって判断が異なる場合があります。
今回は、送料を出来る限り安く抑えたかったので、かんたん家財宅急便のような引越しサービスではなく、クロネコヤマトのヤマト便(大型の宅急便)を利用することが出来るのか、また、その場合はどのような梱包をしたほうがいいのかクロネコヤマトの営業所(本社ではない)で聞いたところ・・・
- ヤマト便でも送ることが出来る
- 精密機械を送る場合、プチプチなどの緩衝材で運送時の衝撃を緩和できる構造であること(梱包の最終確認は営業所で判断)
- 万が一の時には保険が適用できる
との回答を得ることが出来ました。
ただし、この液晶テレビのような特殊な商品を配送する場合は、宅急便の会社や営業所窓口などで発送の可否が変わってくる事が多々あります。
いきなり営業所に液晶テレビを持ち込むのではなく、必ず発送する予定の宅急便会社の営業所窓口で事前に気になる点などを確認してから梱包作業に入ることをおすすめします。
梱包に必要な部材まとめ
続いては、梱包に必要な部材についてまとめておきます。
ダンボール(3~4個、無料、ホームセンターやスーパーなど)
ダンボールは出来る限り大きなものをホームセンターやスーパーで3~4つ(必要数)入手しておきましょう。
出来れば、比較的厚みのあるダンボールがオススメです。
ガムテープ(布製、2~3個)
ガムテープは、布製の重ね張りが可能なものを使用します。
なお、大型の液晶テレビを梱包する場合、1個じゃ足りないので、2~3個は用意しておきましょう。
緩衝材(プチプチなど、約300円、ホームセンター)
ダンボールで梱包する前にプチプチなどの緩衝材でテレビを覆い、テレビを細かなキズや衝撃から守ります。
手元に緩衝材がない場合は、ホームセンターなどで購入しておきましょう。
プラダン(900×900、約500円、ホームセンター)
液晶テレビを梱包する上で一番重要なのは、衝撃に弱い液晶画面を保護すること。
今回は、ホームセンターなどで売っているプラダンを使って、液晶画面を保護する事にしました。
ちなみにこのプラダンははさみやカッターなどで簡単にカットする事が出来ますよ。
その他
その他に必要なものは、はさみやカッター、セロテープなど、家にある道具を使って作業を進めていきます。
大型液晶テレビの具体的な梱包方法
それでは、大型液晶テレビの具体的な梱包方法についてお話していきます。
緩衝材でテレビ全体を覆う
まずはじめに、緩衝材を適当な大きさにカットして、テレビ全体を覆い、ガムテープで固定していきましょう。
プラダンで液晶画面を保護
次はプラダンで液晶画面を保護していきます。
プラダンをはさみを使って適当な大きさにカット。
そして、カットしたプラダンをこんな感じでテレビの液晶画面側に固定していきましょう。
ダンボールで液晶画面部分を梱包
ここからは、ようやくダンボールを使って梱包していきます。
まずは、ダンボールをカットし、ガムテープを使って一枚もの大きなダンボールの板を作っていきます。
大きなダンボールの板が出来上がったら、それを使ってこのようにテレビを梱包していきます。
もう一枚、同じような大きなダンボールの板を作って、反対側からも液晶画面を挟み込むように梱包していきましょう。
液晶画面割れを防ぐため、プラダンを内部に配置しましたが、それでもまだ少し不安だったので、このような形でダンボールが2重になるように組み立て方を工夫しました。
液晶テレビ上部をダンボールで梱包
続いては、テレビの上部をダンボールで梱包していきます。
まずは、先ほど作ったダンボールの板の半分ぐらいの大きさのものを用意しましょう。
それをテレビの上方に配置して、折り曲げ、ガムテープで固定していきます。
液晶テレビの台座部を梱包
さあ、続いては液晶テレビの台座部です。
先ほどと同じようにダンボールで大きめの板を作り、そこに余っていたプラダンをガムテープで貼り付けます。
その上に適当な大きさの緩衝材を載せ、その上に液晶テレビを載せていきましょう。
そして、緩衝材を液晶テレビの台座の足にまきつけていきます。
後は、一番下のダンボールを折り曲げながら、ガムテープを使ってしっかりと固定していきましょう。
最後に、ぽっかりと空いている穴をガムテープを使って塞げば、台座の梱包が完成です。
付属品の梱包
ヤマト便の場合、2つ口で送っても送料が同じになるケースが多いので、付属品は別の箱や袋を使って梱包します。
無理やりテレビの梱包の中に詰め込んでもいいのですが、それによってテレビが壊れたり、リモコンが壊れたりする可能性も考えられるので、テレビと付属品は別々にしておいたほうがベターでしょう。
お疲れ様でした。
これで液晶テレビと付属品の梱包は完了なのですが、このままの状態だと配達員の人がぱっと見で液晶画面がどちら側にあるのかとか、液晶テレビの足がどこについているのかなどわからないため、安全に運んでもらえるようにさらなる工夫をする必要があります。
大型液晶テレビを安全に運んでもらうための2つの工夫
これまでの作業でほとんど梱包は完了しましたが、あと2つ、液晶テレビを安全に運んでもらうために工夫をしておきましょう。
液晶画面側を明記する
運搬中に液晶テレビが壊れるケースで一番多いのは、液晶画面が割れるということ。
人の手で運んでいる時はもちろんですが、トラックの荷台で他の荷物が液晶画面に当たるといったこともなるべく避けてもらいたいものです。
そのため、このように液晶画面側を明記し、そちら側には衝撃が加わらないように運送者に伝わるようにしておきましょう。
液晶テレビの台座の足部を明記
液晶テレビを梱包してしまうと、台座の足がどのあたりにあるのか分からなくなります。
運搬中に液晶テレビを一旦地面につけ、休憩する場合、台座の脚がどこにあるのかを明記しておけば、運搬者はそこから地面につけておくことが出来ます。
そのような理由から、台座の足がどこにあるのかもマジックなどで明記しておくとよいでしょう。
お疲れさまでした。
これで安心してテレビを送ることができます。
最後に一言
今回は、【送料節約】大型の液晶テレビを格安で梱包発送する方法についてお話しました。
これが今回の方法で実際にテレビを配送した時の領収書です。
私は梱包に関してはプロではありませんので、これがベストな方法ではないかも知れませんが、この梱包で運送会社に持ち込んだところ、受付の人が「お~、すごいですね。これなら大丈夫でしょう!!」と言ってくれました。
ある程度この記事を参考にしながら、後はあなたが少し改良を加えて梱包すればよいのではないかと思っています。
ただし、現在のところ、このクロネコヤマトの「ヤマト便」に関して言えは、液晶テレビのサイズが37インチ以下、かつ、液晶テレビが入っていたダンボールの元箱か、ネットなどで購入できる液晶テレビ専用のダンボール箱で梱包したもの以外は送ることができなくなってきているようです。
それ以上のサイズの液晶テレビに関しては、少し料金は高くなってしまいますが、「らくらく家財宅急便」で送るという形になってしまいます。
なお、このらくらく家財宅急便の配送料金の目安については、こちらから確認することができます。
>>大型家具家電の輸送 らくらく料金検索|ヤマトホームコンビニエンス
このように時代とともにサービス内容が少しずつ状況は変わってきてしまいますので、梱包した液晶テレビをいきなり宅急便の営業所に持ち込むのではなく、事前に宅急便の窓口などで聞き取りを行い、その後に梱包作業を行っていくことをおすすめします。
それでは!