庭でコーヒを飲んだり、家族でご飯を食べたりすることができるテーブルがほしいなぁ・・・
ただ、家族全員が座れるような大きな屋外用のテーブルは既製品を購入しようと思うと3~7万円の出費になってしまいます。
どうにか大きなガーデンテーブルを予算1万円以内で手に入れることはできないものか?
色々考えた結果、ホームセンターで売られている安い2×4材を組み合わせて、上の写真のような家族6人がゆったり座れる大きなテーブルを1万円で作ることができました。
そこで今回は、このDIYウッドデッキテーブルの具体的な作り方について、詳しくお話していきます。
ウッドデッキテーブルを作るために必要なものについて
まずはじめに、ウッドデッキテーブルを作るために必要なものについて、お話していきます。
2×4材
今回紹介するウッドデッキテーブルは2×4材というホームセンターなどで安く売られている建築用の資材を使いました。
必要な本数は、6F(1820mm)の物を15本(約4500円)です。
もっと長いサイズのものを購入してもいいのですが、持ち帰る時に車に載せることも考えて、これぐらいの長さのものにしておいたほうがいいと思います。
木材用塗料
屋外に置くテーブルの塗装に使ったのは、ホームセンターなどで売られている木材用の塗料(水性)です。
塗料は色んな種類のもの(水性、油性など)がありますが、今回は施工や後片付けが楽チンな水性塗料を選びました。
このテーブルで必要な塗料の量は約1~1.5L程でしたので塗料代は約3000円程、刷毛とバケツもホームセンターで約500円ほどで購入することができます。
ちょっと面倒だし出費になってしまいますが、ガーデンテーブルは屋外で雨ざらしになるため、少しでも良い状態で長く安全に使っていくために、塗装もしてあげることをおすすめします。
ビス
2×4材を固定する時に使ったビスは、ホームセンターに売られている長さが65mmのもの(70本入り、約600円)を2箱使いました。
電動ドライバー(インパクト)
2×4材にビス止めしていく時に使ったのが、電動ドライバー(インパクト)です。
電動ドライバーはホームセンターなどで約300円でレンタル(2泊3日)しました。
結構長めのビスを使いますし、しっかりと固定するためにも普通の電動ドライバーではなく、大工さんが使っているようなインパクトドライバーという種類のもの(ビスを締め付けていく時に、ババババッ・・・という音がするタイプの電動ドライバー)を準備しておくことをおすすめします。
手ノコギリ(卓上丸ノコ)
木材をカットするのには手ノコギリを使います。
ホームセンターなどで売られている2×4材は柔らかめの木材なので、手ノコギリでも十分対応できます。
ただ、手ノコギリだけだと体力も使いますし、時間もかかってしまうのが難点・・・。
そこで、ホームセンターなどには卓上丸ノコのレンタル(約500~800円、2泊3日)もあると思いますので、そういう物を活用すると作業がスムーズに行くと思います。
特に今回のガーデンテーブルの場合、木材を直角にカットするだけではなく、斜めにカットする事がありますので、卓上丸ノコを借りる場合は斜めカットができるタイプのものを選んでレンタルすることをおすすめします。
ただし、基本は手ノコギリで充分対応可能ですので、卓上丸ノコのレンタルは予算に余裕がある人だけでOKです。
ビニールシートやカゴ
木材に塗料を塗る際、地面に塗料が落ちたりしないようにするために使うためのビニールシートや、木材を置いておくためのカゴも必要です。
ビニールシートはホームセンター等に売られている安い物(300円程度)でもいいですし、新聞紙などを敷き詰めてつかってもOKです。
カゴに関しては、ダンボールを代用してもOKですので、手に入りやすいものを選んで準備しておいてください。
具体的なガーデンテーブルの作り方
ここからは、テーブルの具体的な作り方についてお話していきます。
天板を作る
まずはじめに、天板と座面に使う材料を用意していきます。
購入しておいた2×4材を1655mmの長さに6本カットしていきましょう。
カットした6本の木材をこんな感じで並べて、長さ(535mm)を測ります。
天板の裏に固定するパーツを作るために、2×4材を535mmで3本カットします。
カットした木材(短い方、2本)の上に、先程準備しておいた木材(長い方)を載せ、下の写真のような感じでビス止めして天板を組み立てていきます。
天板の裏の短いパーツは、両端から80~100mm位のところで固定できればOKです。
次に、天板をヒックリ返して、もう一つ余っていた短い方のパーツを真ん中に乗せ、裏側からビス止めしていきます。
これで天板の組み立ては完成です。
天板にテーブルの足を取り付ける
次に、先程作った天板に、テーブルの足を取り付けていきます。
今回の一番の目玉になるのがこのテーブルの足の部分で、2×4材を斜めにカットする必要があります。
この木材の斜めカットさえ攻略できれば、後は簡単ですので、気合を入れてカットしていきましょう。
まず、2×4材の片方の端を約20°の角度をつけてカットします。
次に、ちょうどいいテーブルの高さ(今回は約670mm)にするために、先程斜めにカットしておいた木材を壁に立てかけ、天板の厚さ(約40mm)を差し引いた630mmのところに目印を付け、そのラインで同じように木材を斜めカット(ナナメカットで675mm)します。
手ノコギリと違って卓上丸ノコのいいところは、一度切断角度をセットしてしまえば、それと同じ角度でカットできてしまいます。
DIY初心者の人は、予算が許すのであればこのような電動丸ノコをホームセンターで借りてやっておくと、テーブルの足の斜め具合がキレイに揃いますので、おすすめです。
ウッドデッキテーブルの足が一本できたら、それと同じものをあと3本(合計4本)作っておきましょう。
テーブルの足が4本できたら、天板に足を取り付けていきます。
まずは足の真ん中のところぐらいでビス止めし、残りは以下のような感じで、しっかりとビス止めしていきます。
テーブルの足のビス止めのポイントは、天板の裏側の短い方の板にだけ固定するのではなく、ビスを斜めに打ち込んだりして天板の方(長い方の板)にも固定するという点です。
このような感じで、テラステーブルの足を4本とも固定していきましょう。
テーブルの椅子の部分を作る
ここからは、テーブルの椅子の部分を作っていきます。
まず、先程までに作ったウッドデッキテーブルをひっくり返して、椅子を支えるための柱の高さを決めていきます。
今回は、椅子の座面高さを床から390mmとしていきますので、柱が取り付く高さは椅子の座面部の木材の高さを挿し引いた350mmのところに椅子の柱を取り付けます。
また、椅子の座面は2×4材2本分なので、その幅が残るような形で、一旦椅子部の柱を仮止めしていきます。
この状態で、長い方の余り部分(写真の右上側)にも座面の板2本分が残るところに目印を付け、板を取り外しカット(1030mm、2本)していきます。
カットできたら、今回はしっかりとウッドデッキテーブルの足にビス止めしていきます。
すると、こんな感じで、椅子の座面板を載せられるような形になってきました。
後は、テーブルの天板と同じ長さ(1655mm)の木材を4本準備し、座面部に取り付けていきます。
この段階でテーブルをヒックリ返して、天板や座面の板を切った時に出た切れっ端(170mm、4本)を使って、座面の裏に補強を入れていきます。
あとは、テラステーブルの座面部を支えるために、残っている部材をカット(290mm、ナナメカット)し、座面を支える柱の下に、ガーデンテーブルの柱を補強するような形で取り付けます。
あとはウッドデッキのテーブルをひっくり返します。
これでガーデンテーブルの組み立ては完了です。
ガーデンテーブルにペンキを塗る
次は、ガーデンテーブルの耐久性を高めるための塗装のやり方についてお話していきます。
普通なら、テーブルの木材をカットした時点で塗装をし、その後組み立てるという順番でやっていくと思うのですが、今回は木材の長さなどを組み立てながら決めて行きたかったので、一旦組み立ててからもう一度テーブルを解体して塗装しました。
塗装する手順は、まず一度刷毛を使って塗料を塗りって1~2時間ほど乾燥させ、その後もう一度塗装する二度塗りを行いました。
塗装した後は3~4時間ほど乾燥させ、また元通りに組み立てていきます。
お疲れ様でした。
これでDIYウッドデッキテーブルの完成です。
最後に一言
今回は、【2×4でDIY】屋外用ガーデンテーブルの作り方についてお話しました。
予算1万円で、しっかりとした強度のある大きなウッドデッキテーブルができて、家族が外で過ごす時間(特に朝食や夕食)が増えました。
今回と同じものであれば、記載している長さで木材をカットして塗装し、その後組み立てるという手順で作業することも可能だと思います。
初心者の人でも簡単に作ることができる設計ですので、是非参考にしてみてくださいね。
それでは!