最近、我が家のドラム式洗濯機の乾燥時間が長くなってきて、洗濯物が乾かなくなってきてしまいました。
以前までは、乾燥フィルターに溜まったホコリを掃除すれば復活していたのですが、今回はダメなようです。
購入してから既に8年が経過しているので、故障してもおかしくないですし、買い替えようか色々と悩みましたが、どうせ買い換えるなら壊れてしまってもいいので何が原因で乾燥できなくなったのか調べてみたくなりました。
洗濯機を分解してみた結果、ダクトの中に大量のホコリが詰まってしまっていているのを発見。
それを取り除いて洗濯機を組み立て直してやると、新品のときのように洗濯物がカラッと乾くようになりました。
今回は、そんなドラム式洗濯機の乾燥で乾かない時の対処法について詳しくお話していきます。
洗濯乾燥機が乾かなくなった経緯とその原因
我が家の洗濯乾燥機はドラム式で、約8年ほど前に購入したものです。
1年前ぐらいから、少しづつ乾燥にかかる時間が長くなってきたりしていてちょっと怪しいなぁと思っていましたが、最近乾燥が終了しても洗濯物が湿っていることが多くなってきました。
これまでは洗濯機の乾燥フィルターを掃除すればまた元のように乾燥できるようになっていました。
ですが、今回はこの乾燥フィルターのホコリをキレイに取り除いても全然乾燥できないような状況です。
もう8年も使っていたので保証も切れていますし、修理に出すより買い替えたほうがいいかなぁなんて考えていたのですが、どうせ買い換えるなら一か八か、分解してみて、何が原因で乾燥できなくなったのか調べてみたくなりました。
結論から先にお話すると、洗濯物が乾かなかった原因は、空気を循環させるダクトの中に大量のホコリが詰まってしまっていて、空気の流れが悪くなってしまっていたということでした。
パット見ただけでもわかると思いますが、ダクトの2/3はホコリで詰まってしまっています。
このホコリが詰まっていたのは、乾燥フィルターのちょうど手前辺りのところでした。
乾燥フィルターに詰まったホコリを取り除いても、その手前でホコリが詰まっていたのでうまく乾燥できなかったのですね。
ホコリ除去後は本体リセットが必要
ホコリを取り除いた後は、以前と同じようにカラッと洗濯物が乾くようになったのですが、一つだけ問題が残りました。
それは、洗濯機に少なめの洗濯物を入れ、標準の乾燥コースを選ぶと、本来であれば2時間程度の時間表示になるところ、修理前と同じように長い乾燥時間(3~4時間など)に設定されてしまうということでした。
乾燥時間が長く設定されてしまうと、途中で洗濯物は完全に乾いてしまっているのに無駄に乾燥機が回っているということになるので、あまりいい状態ではありません。
この点については、洗濯機本体のリセット(説明書にかかれている方法)を行ってみることにしました。
出典)ドラム式洗濯乾燥機 家庭用 AWD-AQ4000 取扱説明書|SANYO
その結果、少ない洗濯物で標準乾燥コースを選べば、短めの乾燥時間になるという本来の状態に戻すことが出来ました。
おそらく、メーカーもホコリが原因で乾燥時間が伸びてしまうということは把握していて、総運転時間などから乾燥時間を徐々に伸ばしていくようなプログラムがなされているのでしょう。
基本的にどのメーカーの洗濯乾燥機でも、乾燥機能をよく使う家庭の場合、5年以上経過していくるとダクトの中にホコリが溜まってきているはずなので、洗濯物が乾かなくなってきたなぁと感じたら、このような原因が考えられることを知っておきましょう。
洗濯乾燥機の具体的な分解方法
ここからは、洗濯乾燥機の分解方法についてお話していきます。
電源コード、給排水ホースを外す
ここからは、具体的な洗濯乾燥機の修理方法についてお話していきます。
洗濯機を分解する前に、電源コードや給水、排水ホースを取り外していきましょう。
給水ホースは、水栓を閉めてから取り外していきます。
給水ホースの洗濯機側は、反時計回りに緩めていくと外すことが出来ます。
排水ホースは、ホースを抑えているクリップを緩めれば簡単に取り外すことが出来ます。
給排水ホースを抜いた時に水が少し水がこぼれたりしますので、事前に雑巾などを準備しておくといいと思います。
洗剤入れと乾燥フィルターを取り外す
次に、洗剤入れや乾燥フィルターなどを取り外していきます。
天板部分を取り外す
ここからが本格的な分解作業です。
まず、天板部分をプラスネジをドライバーで緩めていきましょう。
ネジを全て外した後は、上部カバーの後ろ側を持ち上げていけば、取り外すことが出来ます。
補強金具を取り外す
次は、洗濯機の背面に見える補強金具をプラスドライバーで取り外していきます。
補強金具を取り外すと、このような状態になります。
ここで今回着目するのは、ドラムから空気が流れ込んでくる黒いゴム製の蛇腹ホースで接続されているダクトの立ち上がり部です。
この黒いジャバラホースを取り外してみると・・・
ゴム蛇腹ホースも取り外していくと・・・
こんな感じで大量のホコリが通路の約2/3を塞いでしまっていました。
このホコリを取り出してみると・・・
本当にびっくりりますが、かるく握りこぶし1個分のホコリ出てきました。
色々と中を覗いていましたが、ホコリが大量に付着しているのはこのダクトが立ち上がっているところだけのようでした。
あとは逆の手順で洗濯機を元通りにすれば完了です。
お疲れ様でした。
最後に一言
【乾燥故障】乾かなくなったドラム式洗濯機のDIY修理方法についてお話しました。
今回お話したように、ホコリが詰まっていた場所は乾燥フィルターの手前側(上流側)なので、乾燥フィルターを掃除してもうまく衣類が乾かなくなってきたなぁという人は、このような原因もあるということを知っておくといいでしょう。
作業時間は約1時間程度で、プラスドライバーだけで作業することが出来ましたので、DIYが得意な人ならちゃちゃっと作業していけるのではないかと思いました。
ただ、洗濯機を分解してしまうと補償が受けられなくなる可能性がありますし、予算があるならプロを呼んでホコリを取り除いてもらったほうが安全です。
無理をせず、自分にあった方法で洗濯機を直してくださいね。
それでは!